母の遺影!?｜連載コラム モテイロコーディネーターへの道｜モテイロコーディネーター木村碧

連載コラム 第５回 母の遺影!?

さて、カラーに関する様々な資格を取得し、そろそろ再就職したり、カラーに関する活動をしようと思っていたあの時のお正月。
久々に実家に戻り、両親とまったりと楽しいひとときを満喫していました。
ところが、１月３日の夜、訃報が入りました。
母の叔母が亡くなったとのこと。
私にしてみると、大好きだった祖父の妹、大叔母さん。
94歳の大往生でした。

大叔母さんには、独身の一人息子しかおらず、従妹である母と、その当時、親族中で一番ヒマそうな私が急遽泊りがけで手伝いにいくことになりました。

様々な段取りを行い、式場内に入った瞬間、私は驚きのあまり息がとまりそうになりました。

というのも、大叔母には、近影が無かったため、若い時の写真を遺影用に加工したのですが、その姿が私の母に生き写しのようにそっくりだったからです。

まるで母の遺影・・・のようでした。

通夜、告別式が終わるまで、まるで母の葬式に立ち会っているような不思議な気分になりました。

また、94歳の母の死を悲しむ65歳のおじさん。
その姿にも色々と考えさせられました。

私はちょっとしたことで、プチひきこもりになってしまいました。
ですが、カラーと触れ合ったことで人生が再びカラフルになって楽しくなり、また社会復帰してみようと思いました。

しかし、そんな簡単に進んでいいのだろうかという想いにかられました。

大叔母さんの遺影で母のお葬式を疑似体験したような気分になり、今までのことや、これからのことを深く深く考えるようになったのです。

思えば、私は色んな経験を両親にさせてもらっていましたが、両親に対して何もできてない自分をみつけました。

そんな風に考え出すと私は次から次へと考えていきます。

「親孝行何もしていないなぁ」
「このままだと、私が一人で両親どちらかのお葬式だすのかなぁ」
「寂しいお式も申し訳ないなぁ」
両親が生きているうちに、せめて少しでも親孝行したい。
でも、受けた恩をそのまま親に返すのは難しい。

ならば・・・

その時、いきついた答えは、
「そうだ、婚活しよう！」
ということで、
2007年元旦、私は全力で婚活することに決めました！！